毎日昆虫ゼリーをあげて世話をしていたカブトムシ。そんなカブトムシの死は、子供にとってはショックな出来事です。
ただ、カブトムシは、標本にすることで大切な思い出として保管しておくことができます。また、カブトムシの標本づくりは、子供の夏休みの自由研究や工作の宿題にも最適です。
カブトムシの標本の作り方は簡単です。ザックリ言えば、カブトムシの体を乾燥させ、針などで固定して箱に入れるだけです。市販の標本セットを使えば、より本格的なものに仕上げることができますよ。
このページでは、カブトムシの標本の作り方を紹介します。
カブトムシの標本の簡単な作り方5ステップ
カブトムシの標本は、簡単に作ることができます。標本づくりに必要なアイテムは、次のとおりです。
カブトムシの標本づくりに必要なアイテム
- 目の細かい発泡スチロールの板
- 昆虫針
- ピンセット
- 木工ボンド
- 保管用の箱
- 防腐剤(ナフタレン)
カブトムシの標本づくりに必要なアイテムのほとんどは、100円ショップで揃えることができます。保管用の箱は、蓋が透明になっているものを用意しましょう。カブトムシの標本を飾っておくのに良いです。昆虫針は、インターネット上で500円前後から購入できます。
カブトムシの標本の作り方は、次のとおりです。
カブトムシの標本の作り方
① カブトムシの死後、すぐに飼育ケースから取り出す。カブトムシの体が固くなっている場合は、ぬるま湯に1~2時間ほど浸け、柔らかい状態に戻しておくこと。
② 発酵スチロールを箱にセットして、カブトムシをその上にのせる。右前羽の付近に昆虫針を垂直に刺し、カブトムシを固定する。
③ カブトムシの脚や頭部、触覚の位置を整えながら、昆虫針を追加で刺す。脚を広げるようにするのがポイント。
④ 箱の蓋を開けた状態で1~2か月放置し、カブトムシを乾燥させる。触覚や脚が取れてしまったら、ピンセットと木工ボンドを使ってくっつけよう。
⑤ カブトムシが十分乾いたら、市販の防腐剤を箱の中に入れて蓋をする。
カブトムシの標本は、上記の5つのステップで完成です。昆虫針を刺す位置は、下の写真の赤丸を目安にして下さい。
【昆虫針を刺す位置】
完成した標本の箱には、カブトムシを採集した場所・日付・採集した人の名前(子供の名前)を書いたラベルを貼っておくと、記念になって良いですね。
ぜひ、親子で標本づくりにチャレンジしてみて下さい。
市販の標本セットを使って、カッコイイ標本を作ってみよう
カブトムシの標本を作るにあたって、市販のセットを利用する方法もあります。市販の標本セットを使えば、本格的な見た目に仕上げることができます。
例えば、マルカンの「はじめてのかんたん昆虫標本セット」なら、1,200円程度で標本づくりを楽しめます。
これくらいの値段なら、アイテムをひとつひとつ自分で買い集めて標本を作るときにかかる費用と大して変わりません。買い物の手間も省くことができ、忙しい親としてはとても助かります^^;
マルカンの「はじめてのかんたん昆虫標本セット」を実際に使ってみた
実際、僕たち親子も、マルカンの「はじめてのかんたん昆虫標本セット」を使ってカブトムシの標本を作りました。
僕たち親子がマルカンのはじめてのかんたん昆虫標本セットを使ってみた感想は、次のとおりです。
はじめてのかんたん昆虫標本セットを使ってみた感想
- 作るのが簡単
- 良い状態で長く保管できる
- 見た目がカッコイイ
標本作りというと、「針でカブトムシを刺して…」といったイメージが強いですが、はじめてのかんたん昆虫標本セットでは、針を一切使わず、カブトムシをのせるだけでOKでした。小さな子供でも安全にできると思います。
また、標本液が付いているのもポイントです。自然乾燥と防腐剤だけでは、やはり腐敗や劣化が心配。はじめてのかんたん昆虫標本セットなら、標本液でカブトムシを長期保存に良い状態に整えることができます。
そして、僕たち親子が何より良いと思ったのが、見た目がカッコイイことです。カブトムシをまるで生きているかのように再現することができます^^ 子供も喜びますよ。
僕としては、せっかくカブトムシの標本を作るなら、標本セットを利用することを強くおすすめします。
まとめ
このページでは、カブトムシの標本の作り方を紹介しました。
カブトムシの標本づくりは簡単です。必要なアイテムを自分で買い揃えたり、市販の標本セットを用意したりして、作ることができます。ただ、見た目・長期保存の面から、標本セットを利用することを強くおすすめします。
なお、下記のページでは、おすすめの標本セットをランキングで紹介しています。標本セットにも、それぞれ特徴があります。こちらも、ぜひ参考にしてください。