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子供たちの中で断トツの人気を誇る昆虫といえば、カブトムシですよね。
そこで、夏休みの家族のイベントとして、カブトムシの飼育を選ぶ人も多いと思います。
ただ、僕たち親にとって、カブトムシを飼った記憶は遠い昔。
どうやってカブトムシを飼えば良いかわからない人がほとんどでしょう。
そこで、このページでは、カブトムシの成虫の飼い方を紹介します。
また、カブトムシに長生き・産卵させるコツやダニ・コバエ・カビの発生といったトラブルへの対処法についても解説しています。
ぜひ、参考にして下さいね^^
目次
カブトムシの成虫の飼育に必要なアイテムをまとめてみた
では、さっそく、カブトムシの成虫の飼育に必要なアイテムからみていきましょう。
カブトムシの成虫の飼育で揃えておくべきアイテムは、次のとおりです。
それぞれについて、詳しく解説します。
飼育ケース
カブトムシを飼うときに、まず用意すべきは飼育ケースです。
カブトムシの飼育ケースは、次の条件を満たすものを選んで下さい。
カブトムシの飼育ケースは、水槽型であることが必須です。
カブトムシを飼うとき、ケースに土を入れる必要があります。土は、カブトムシの住処であり、幼虫の餌となります。
そのため、カブトムシの飼育ケースは、水槽型であることが欠かせません。
また、蓋がしっかりと閉まることも重要なポイントです。
カブトムシの成虫は力が強く、少しの隙間や緩みがあれば、簡単に蓋を開けて脱走します。
カブトムシが脱走できないよう、蓋は小窓がなく、ロックがかかるものがおすすめです。
さらに、コバエ対策の造りのケースならバッチリです。
空気穴が小さい造りのケースなら、気になるコバエをシャットアウトすることができます。
また、コバエ対策のケースは、土の乾燥を防ぐこともできて一石二鳥です。
というのも、カブトムシは、乾燥を嫌う虫。
土が乾燥しているようなら、その都度、霧吹きをかけて湿らせねばなりません。これが、案外、面倒です^^;
例えば、上記の条件を満たすものとして、SANKOのクリーンケースがおすすめです。
当サイトの管理人も愛用!SANKOのクリーンケース
・コバエの出入りを防ぐ
・土の乾燥や臭いの漏れ出しがしにくい
・カブトムシの脱走をガード
クリーンケースは、蓋に小窓がなく、空気穴を細く少なくしているのが特徴です。コバエの出入りをしっかり防げます。
土の乾燥もしにくく、毎日の霧吹きの手間が省けて、とっても楽ちん。
僕もクリーンケースを愛用していますが、カブトムシの成虫の場合、霧吹きは週1回するかどうかです。
空気穴が少ない分、ケースからの臭いの漏れ出しがないこともお気に入りのポイントです。
蓋は、左右から簡単にロックすることができ、カブトムシが脱走する心配もありません。
クリーンケースを含め、カブトムシの飼育におすすめのケースは、次のページで詳しく紹介しています。
ぜひ、チェックしてみて下さいね。
カブトムシの飼育ケースには、水槽型・蓋がしっかり閉まる・コバエ対策の造りになっているものを選んで下さい。
土
カブトムシの飼育には、広葉樹の腐葉土を選びましょう。
カブトムシを飼育する土には、針葉樹からできたものと広葉樹からできたものの2種類があります。
カブトムシの幼虫も育てるなら、広葉樹の腐葉土を選んで下さい。
というのも、カブトムシの幼虫の餌となるのは、広葉樹の腐葉土です。
針葉樹の土では、せっかく幼虫が孵っても、育つことなく死んでしまいます。
また、広葉樹は、野生のカブトムシが集まる木です。例えば、カブトムシは、クヌギやコナラなどの木に集まります。
成虫のカブトムシにとっても、安心できるのは広葉樹の腐葉土といえるでしょう。
ただ、広葉樹の腐葉土の場合、使う前にガス抜きが必要なものが多いです。
広葉樹の腐葉土は、キノコの菌を使って広葉樹を発酵させて作った土。
土の発酵が不十分な場合、ケースの中で再発酵を始めることがあります。
土が再発酵を始めれば、最悪、カブトムシは死んでしまいます。
再発酵が進み、土が発するガスと熱の度が過ぎれば、カブトムシは耐えきれません。
そのため、広葉樹の腐葉土の多くは、事前にガス抜きをしてから使うことになっています。
とはいえ、ガス抜きをしてからでないと使えないのでは、かなり面倒ですよね。
そこで、マルカンのバイオ育成幼虫マットを使うのがおすすめです。
この土なら、ガス抜きなしで使うことができます。実際、僕も愛用していますよ^^
当サイトの管理人のおすすめ!マルカンのバイオ育成幼虫マット
・高熟成・高発酵
・ガス抜きが不要
・幼虫が大きく育つ
バイオ育成幼虫マットは、ガス抜きせずに使うことができる、とても便利な土です。
バイオ育成幼虫マットは、じっくり時間をかけて広葉樹を発酵させて作った土。ガス抜きは不要です。
また、土の発酵に使うキノコの菌は、カブトムシの幼虫の大好物です。幼虫は、バイオ育成幼虫マットに含まれるキノコの菌糸をモリモリと食べて、大きく育ってくれますよ!
実際、僕がこの土で育てたカブトムシの幼虫は、最大で85mmものカブトムシに成長しました^^
カブトムシの飼育には、ガス抜きの手間なしに幼虫を大きく育てられるマルカンのバイオ育成幼虫マットがおすすめです。
なお、カブトムシの飼育におすすめの土について、詳しくは次のページで紹介しています。
ぜひ、参考にしてください。
昆虫ゼリー
カブトムシの飼育の要となるのが、昆虫ゼリーです。昆虫ゼリーは、カブトムシの成虫の餌として欠かせません。
昆虫ゼリーは、各メーカーが研究を重ねて作ったもの。カブトムシに必要な栄養がバッチリ詰まっています。
カブトムシに与えるときは蓋のシールを剥がすだけでOKなのも、便利で良いですよね。
また、昆虫ゼリーは容器の中に入っていることから、土に接する面積が少なく、傷みにくいです。
たしかに、カブトムシの成虫の餌として、果物を与えることもできます。
ただ、果物は腐るのが早く、臭いの原因となりやすいです。
いちいち皮をむいたり、カットしたりするのも面倒ですよね^^;
また、スイカやブドウといった水分の多いものでは、カブトムシが下痢をしてしまいます。
カブトムシの餌には、やはり昆虫ゼリーを選ぶのが一番!
数ある昆虫ゼリーの中でも僕のおすすめは、KBファームのプロゼリーです。
カブトムシの食いつき抜群! KBファームのプロゼリー
・カブトムシの食いつきが抜群
・長生き・産卵促進の効果も高い
・無臭・硬めのゼリー
KBファームのプロゼリーは、とにかくカブトムシの食いつきが抜群に良いのが最大の魅力です。
せっかく餌を与えるなら、カブトムシが喜ぶもの、ガツガツ食べてくれるものの方が、飼い主としてはうれしいですよね^^
また、プロゼリーは、タンパク質を豊富に含むのが特徴です。カブトムシが長生き・産卵するのに高い効果を発揮します。
実際、僕がこのゼリーで育てたカブトムシは、最長で通常の2倍の4か月もの間、生き続けました。卵は12個産まれましたよ。
昆虫ゼリーの中では珍しく、着色料・合成保存料が入っていないのも、カブトムシに安心して与えることができて良いです。
また、プロゼリーは、使い心地も快適!
無臭であることから、ケースの中にカブトムシ独特の甘酸っぱい臭いがこもることがありません。
固めのつくりで液だれしないため、餌やりの度に手や土を汚さずに済みます。
カブトムシの餌には、断然プロゼリーがおすすめです。
カブトムシの飼育におすすめの昆虫ゼリーについて、詳しくは次のページで紹介しています。
ぜひ、参考にして下さい。
枯れ葉・樹皮マット
枯れ葉マット、樹皮マットも、カブトムシの飼育で用意しておきたいアイテムのひとつです。
枯れ葉マット、樹皮マットの特徴は、次のとおりです。
・カブトムシが起き上がるのを助ける
・土の乾燥を防ぐ
・カブトムシの隠れ家になる
実は、カブトムシは、地面を歩くのが苦手です。土の上を歩くと簡単に転びます。
そこで、これらのマットをケースに敷き詰めておけば、転んだときの足掛かりとして使うことができます。
また、枯れ葉マット、樹皮マットは、土の乾燥を防ぐのにも役立ちます。日中、カブトムシがゆっくり体を休めるための隠れ家にもなりますよ。
枯れ葉マット、樹皮マットでは、次のものが人気です。
枯れ葉マット
樹皮マット
カブトムシを飼うときは、枯れ葉マットか樹皮マットのいずれかを用意してあげて下さい。
僕の個人的な好みからいえば、枯れ葉マットがおすすめです。地面に樹皮が敷いてあるのは、見た目的にどうも不自然な気がして…。
見た目が気にならず、「枯れ葉では、起き上がりの足掛かりとして頼りない気がする…」と思う人は、樹皮マットを選ぶと良いでしょう。
ただ、僕のカブトムシは、枯れ葉マットで1秒もかけずに起き上がれていますよ。使っていて、問題は全くありません^^
カブトムシの成虫の飼育には、枯れ葉マットまたは樹皮マットを揃えておきましょう。
餌台、止まり木・のぼり木は不要なアイテム
カブトムシの飼育グッズとしてよく目にする餌台、止まり木・のぼり木。
つい「これもあった方が良いのかな?」と思いがちです。
ただ、僕が実際に使ってみたところ、これらは要らないアイテムでした。
というのも、餌台、止まり木・のぼり木をケースに入れておいても、結局のところ、夜になるとカブトムシが大暴れして、せっかくのレイアウトをグチャグチャにしてしまいます。
のぼり木を足場にして、カブトムシが脱走することもあるといいます。
餌台、止まり木・のぼり木は、カブトムシが転んで起き上がるときの足掛かりにもなるといいますが、転んだ場所がこれらから離れていれば、全く役に立ちません。
また、これらはカビが生えやすいのも難点です。特に餌の残骸が付きやすい餌台は、カビだらけになりがちです。
昆虫ゼリーは、土の上に直に置いて大丈夫。支障は全くありません。
僕の経験上、餌台、止まり木・のぼり木はなくて良いアイテムです。
カブトムシの成虫を飼うときは、飼育ケース、土、昆虫ゼリー、枯れ葉マットまたは樹皮マットを用意すれば完璧です。
カブトムシの成虫の飼育方法! やるべきことはたった3つ
では、カブトムシの成虫の飼育方法をみていきましょう。
カブトムシの成虫を飼うときにすべきことは、次の3つです。
内容 | 餌やり | 水やり | 土の交換 |
---|---|---|---|
頻度 | 毎日 | 乾燥の都度 | 2週間に1回 |
それぞれについて解説していきます。
餌やり
カブトムシの成虫の飼育で欠かせないのは、餌やりです。
カブトムシの成虫には、1匹につき1日1個を目安に昆虫ゼリーを与えて下さい。
ゼリーを食べ残す場合でも、長くても2~3日で新しいものに変えるようにしましょう。
上述のプロゼリーなら、カブトムシが食べ残すことはほぼありませんよ^^
容器の底にゼリーが残っているようであれば、容器の底を押し上げてあげることで全部食べ切ってくれます。
カブトムシが餌で困らないよう、昆虫ゼリーは毎日チェックして切らさないようにしましょう。
僕のおすすめは、上述のとおり、KBファームのプロゼリーです。
KBファームのプロゼリー
水やり
カブトムシにゼリーを与えるときには、土の乾き具合も併せてチェックして下さい。
土の表面が白く乾燥しているようであれば、霧吹きをかけて湿らせましょう。
カブトムシにとって快適な湿度は60~65%です。土は、軽く握って固まるくらいの湿り気にして下さい。
霧吹きの中身は水道水でOK。カブトムシに少々かかっても、全く問題ありませんよ^^
なお、市販のバイオウォーターは、カブトムシの飼育に必要ありません。
実際、バイオウォーターを土に刺していても、餌台などのアイテムと同様にカブトムシが暴れて倒すだけ。
きちんと使えない場合が多いです。
カブトムシの土は、霧吹きを使って、適度な水分を加えるようにして下さい。
土の交換
カブトムシの成虫の飼育では、2週間に1回を目安に土を丸ごと交換しましょう。
カブトムシの成虫はよく食べる分、おしっこの量が多いです。
成虫を飼育していると、かなり土が汚れます。
また、土を交換するとき、ケースは水洗いするようにして下さい。
夜になると、カブトムシの成虫はケースの中を飛び回ったり、歩き回ったりして大暴れします^^;
翌朝には、ケースの中はグチャグチャの状態。ケースの壁や蓋が汚れるのは避けられません。
カブトムシが気持ちよく過ごせるよう、古い土は全て可燃ごみとして処分し、洗ってキレイにしたケースに新しい土を入れてあげましょう。
なお、カブトムシの成虫の場合、ケースに入れる土は深さ5cmを目安にして下さい。
さらに、上述の枯れ葉マット、樹皮マットをその上に敷いておけば、完璧です。
カブトムシの成虫の飼育ですべきことは、餌やりと水やり、土の交換の3つです。
餌やりと水やりくらいなら、子供に全面的に任せても良いかもしれませんね。
カブトムシに長生きしてほしい! 産卵させたい!夢を叶える3つのコツ
カブトムシの飼育に慣れてくると、「カブトムシに長生きしてもらいたいな」「カブトムシに卵を産ませて、幼虫から育ててみたいな」と言い始める子供は多いです。
子供が生き物を育てることに興味をもつのは、親としてはうれしいこと。
そのような子供の願いは、ぜひとも叶えてあげたいですよね。
ここからは、カブトムシの成虫に長生き・産卵させる方法について解説していきます。
カブトムシに長生きしてほしいなら、ストレスフリーで育てよう
まず、カブトムシの成虫に長生きをさせる方法からみていきます。
カブトムシに長生きしてほしいなら、なるべくストレスをかけないようにするのがポイントです。
次に、具体的な飼育のコツをまとめてみました。
それぞれのコツについて、詳しくみていきます。
快適な気温・湿度で飼育する
カブトムシに長生きさせるには、気温と湿度に気を配るようにして下さい。
カブトムシが快適に過ごせる気温は22~26℃。湿度は、上述のとおり60~65%です。
暑すぎ・寒すぎ、湿度が高すぎ・低すぎ、気温の変化が激しい環境は、カブトムシの体に負担をかけてしまいます。
カブトムシの成虫の活動シーズンである夏は、最低でも35℃以下の環境で飼って下さい。それ以上の気温では、カブトムシが死んでしまう可能性が高いです。
ケースの置き場所におすすめなのは、玄関か廊下です。
毎日の餌やりを思えば、カブトムシは室内で飼った方が断然ラクですよ^^
カブトムシが快適に過ごせるよう、ケースは、直射日光が当たらず、風通しの良い場所、気温の変化が少ない場所を選んで置いておきましょう。
転倒や喧嘩で体力を消耗させない
カブトムシに長生きをさせるなら、転倒や喧嘩による体力の消耗も避けるべきです。
体力の消耗が続くと、カブトムシは早々に死んでしまいます。
そこで、カブトムシが転んでもすぐに起き上がれるよう、ケースには枯れ葉マットまたは樹皮マットを敷き詰めておいて下さい。
喧嘩を防ぐには、カブトムシを個別で飼うことです。少なくともオスを1つのケースでまとめて飼うのはやめましょう。
オス同士は喧嘩しやすく、傷つけあって寿命を縮めてしまいます。
また、長生きを優先するなら、交尾もさせない方が良いです。
実は、交尾もカブトムシの寿命を縮める行為です。交尾は、体力をかなり消耗します^^;
メスに産卵させる場合でも、オスとの同居は1週間に留めましょう。
カブトムシに長生きさせるには、体力を消耗する行為はさせないことがポイントです。
自然に近い環境で育てる
カブトムシに長生きをさせるなら、自然に近い環境で育てることにも気をつけたいですね。
自然に近い環境なら、カブトムシをストレスフリーで過ごさせてあげられます。
とはいえ、飼育下でできることには限界があります。
そこで、少なくともカブトムシが体力を回復できるよう、日中の環境を整えてあげましょう。
それには、夜は暗く、日中は明るくなる場所にカブトムシのケースを置くこと。
そして、上述の枯葉マットまたは樹皮マットをケースに敷き詰め、体をゆっくり休ませられる場所を作ってあげて下さい。
また、いくらカブトムシのことが気になっても、触り過ぎは厳禁です。
僕たち人間からすれば可愛がっているつもりでも、カブトムシにとっては迷惑でしかありません。
カブトムシの体力を奪ってしまいます。
カブトムシが長生きできるよう、日中はしっかりと休ませ、体力を回復できるようにしてあげましょう。
ストレスをなるべく与えないようにして飼うことが、カブトムシに長生きさせるコツです。
カブトムシに卵を産ませるには、産卵セットと高タンパクの餌がカギ
カブトムシに産卵させたいなら、次の3つのコツを押さえて飼うようにして下さい。
カブトムシに産卵させたいなら、メスが卵を産みやすい環境にしてあげることが一番です。
産卵セットを用意して、メスだけを個別で飼育するようにして下さい。
産卵セットに個別で飼育すれば、メスは、オスに交尾を迫られることなく、産卵に集中できます。
メスは、土にすっぽりと潜り、地盤がしっかりしたところを選んで卵を産みつけます。
このほか、メスに卵をたくさん産んでもらうには、高タンパクの昆虫ゼリーを与えるのが効果的です。
産卵は、メスの体に大きな負担をかける行為。タンパク質は、メスの体力の回復を助けます。
高タンパクの餌には、上述のプロゼリーがおすすめですよ。
KBファームのプロゼリー
カブトムシに卵を産ませたいなら、産卵セットと高タンパクの餌で、卵を産みやすい環境を整えてあげましょう。
このように、カブトムシに長生き・産卵させるには、それぞれコツがあります。
子供の夢を叶えるため、ぜひ親子でチャレンジしてみて下さいね^^
カブトムシの飼育でよくある3大トラブル! ダニ・コバエ・カビへの対処法
ここからは、ダニ・コバエ・カビへの対処法について解説していきます。
カブトムシを飼っていると、ダニやコバエが発生したり、土にカビが生えてきたりするのは、よくあること。
実際、僕も6年間のカブトムシの飼育で一通りを体験しました^^;
それぞれの対処法は、次のとおりです。
ダニ | ・土を全部入れ替える。 ・ケースを水洗いする。 ・カブトムシの体に付いたダニは、水洗いか針葉樹のマットを使って落とす。 |
---|---|
コバエ | ・土を全部入れ替える。 ・ケースを水洗いする。 ・ケースにコバエシートをかぶせるか、コバエ対策のものに買い替える。 |
カビ | ・放置する。 ・ティッシュで部分的に取り除く。 |
ダニ・コバエ・カビへの対処法について、詳しく解説していきます。
ケースにダニが湧いたときの対処法
ケースにダニが湧いた場合、土は総入れ替え、ケースは水洗いをして対処しましょう。
カブトムシの体に付いているダニは、古い歯ブラシで優しくこすりながら水洗いで落とします。
とはいえ、カブトムシを洗うのは、正直、難度が高め。カブトムシの必死の抵抗に遭うことは必至です^^;
そこで、ダニを落とす効果の高い針葉樹のマットを使ってみるのがおすすめです。
例えば、マルカンのダニも落とせる消臭マットなら、カブトムシの体に付いているダニを2日ほどで退治することができますよ。
マルカンのダニも落とせる消臭マット
・ダニを強力に撃退
・コバエやカビの発生も防ぐ
・優れた消臭力
マルカンのダニも落とせる消臭マットは、ヒバから抽出した天然の成分であるヒノキチオールの作用でダニを強力に撃退します。
殺菌・抗菌作用にすぐれ、コバエやカビも寄せ付けません。
消臭効果も高く、ケースの臭いが気になる場合にもおすすめです。
ダニを退治する方法について、詳しくは、次のページをチェックしてみて下さいね。
カブトムシのケースに湧いたダニは、土の総入れ替えとケースやカブトムシの水洗い、針葉樹のマットの使用で対処しましょう。
ケースにコバエが湧いたときの対処法
カブトムシのケースにコバエが湧いた場合も、土の総入れ替え、ケースの水洗いで対処しましょう。
カブトムシは、土を払い、ウジ虫が体に這っていないことを確認してからケースに戻すようにして下さい。
コバエやウジ虫がカブトムシに寄生することはありません。念のための軽いチェックで大丈夫ですよ。
コバエを退治した後は、再び発生するのを防ぐため、コバエシートでケースを覆っておけば安心ですね。
例えば、コバエシートで有名なのは、ミタニのディフェンスシートです。
ミタニのディフェンスシート
・コバエの出入りをしっかりガード
・横幅42cmの特大ケースまで対応
・安心の3枚入り
ディフェンスシートでケースを覆えば、コバエの出入りをしっかり防ぐことができます。
ミタニのディフェンスシートは、特大ケースまで幅広いサイズに対応。ケースの大きさに合わせて切って使います。
ビニール製の薄いシートが3枚入りだから、汚れ具合によって水洗いしたり、新しいシートに交換したり、状況に合わせて使うことができますよ。
3枚もあれば、カブトムシが角で破ってしまうことがあっても、慌てずに対処できますね^^;
手持ちのケースでの飼育を続けるなら、コバエシートを使ってコバエの再発生を防ぎましょう。
また、コバエ対策として、ケースを買い替えてしまうのも方法のひとつです。
上述のとおり、SANKOのクリーンケースは、コバエが出入りしにくい造りになっています。
コバエの出入りをシャットアウトできますよ。
僕としては、コバエ対策には、ケースの買い替えを強くおすすめします。
コバエが出入りしにくい設計のケースなら、コバエシートのようにカブトムシの角で破れる心配もなく、長く使い続けることができます。
コバエシートのように、餌やりや霧吹きの度に挟む手間もかかりません。
ケースを買い替えてしまった方が断然ラクですよ^^
ケースを買い替えるなら、SANKOのクリーンケースを使ってみてくださいね。
SANKOのクリーンケース
なお、コバエを退治する詳しい方法は、次のページで解説しています。
ぜひ、チェックしてみて下さい。
カブトムシの土にカビが生えた場合の対処法
カブトムシの土に発生したカビは、放っておいて問題ありません。
ホコリや紐のような見た目をした白いカビの正体は、キノコの菌糸です。
これは、カブトムシの幼虫の成長に必要な栄養のひとつ。成虫のカブトムシにとっては無害です。
青カビなど、白い以外のカビが生えてきた場合も、放っておいて大丈夫。自然界では、カビはいるのが当然の存在です。
ケースの中に発生したカビは、いずれ、土の中のバクテリアが分解してくれますよ。
カビがどうしても気になる場合は、ティッシュでその部分を取り除いてしまいましょう。
このように、カブトムシのケースにダニやコバエ・カビが発生することがあっても、対処法さえ知っていれば大丈夫です。
慌てずに処理して下さいね。
まとめ
このページでは、カブトムシの成虫の基本的な飼育方法と長生き・産卵させるためのコツ、よくあるトラブルへの対処法を解説しました。
カブトムシの成虫の飼育でやるべきことは、餌やりと霧吹き、土の交換の3つです。
そのほか、カブトムシに長生き・産卵させる方法やトラブルへの対処法を知っていれば、完璧です。
子供にとって、カブトムシを飼った思い出は一生もの。ぜひ、親子で楽しみながら育てて下さい^^
最後に、このページで紹介したアイテムを載せておきますね。