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カブトムシを大きくするにはどうすれば良い? 育て方のポイントを解説

カブトムシを大きくするにはどうすれば良い? 育て方のポイントを解説

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カブトムシを大きくするにはどうすれば良い? 育て方のポイントを解説

「大きなカブトムシに育てたい!」と思う子供は多いです。親としては、ぜひとも、その願いを叶えてあげたいですよね。また、それは、あなたが子供の頃に描いた夢かもしれません。いずれにしても、飼い主としては、立派なカブトムシに育てたいものです。

実は、カブトムシのサイズは、幼虫の頃に決まります。大きな成虫にしたければ、菌糸が混ざったマットで幼虫を育てるのがポイントです。マットは、カブトムシの飼育で使う土のことです。土は、幼虫の餌になります。

このページでは、大きなカブトムシにするため、幼虫の育て方のポイントについてお話しします。

目次

  • 1 カブトムシの標準的なサイズをまとめてみた
  • 2 カブトムシのサイズを測ってみよう
  • 3 大きなカブトムシにするため、幼虫の育て方における3つのポイント
    • 3.1 大きなカブトムシにするには、幼虫を大きく育てよう
    • 3.2 幼虫には、菌糸が混ざったマットを与えよう
    • 3.3 幼虫を大きく育てるには、冬までが勝負と考えよう
  • 4 菌糸ビンで育てても、カブトムシの大きさは変わらない
  • 5 まとめ

カブトムシの標準的なサイズをまとめてみた

まず、本題に入る前に、カブトムシの標準的なサイズを知っておきましょう。「標準」を知ることで、あなたがどれくらい大きなカブトムシを育てられたのか、わかるようになります。

カブトムシの成虫のオス・メスのサイズは、次のとおりです。

成虫のオス 成虫のメス
標準的なサイズ 27~75mm 33~53mm

上記の表でサイズに幅があるのは、個体差です。カブトムシは一旦羽化すれば、その後の大きさは変わりません。羽化とは、蛹(さなぎ)から成虫になることをいいます。

カブトムシの幼虫のサイズは、次のとおりです。

1齢幼虫 2齢幼虫 3齢幼虫
標準的なサイズ 8~20mm 60~90mm 100~120mm

表にある「1~3齢」とは、カブトムシの幼虫の成長段階のことです。幼虫は、餌であるマットをモリモリ食べて、自らの体を大きく成長させます。1齢幼虫であれば、上の表にある20mmほどまで大きくなります。その後、脱皮をして、次の成長段階へと進みます。

1・2齢幼虫の期間は、それぞれ1~2か月ほどです。幼虫は、残りの約半年を3齢幼虫の姿で過ごします。

飼っているカブトムシが、標準的なサイズを上回るくらいに育てば、うれしいですね。

カブトムシのサイズを測ってみよう

では、カブトムシのサイズはどうやって測るのでしょうか。

カブトムシの正確なサイズを測るときは、「ノギス」を使います。ノギスは、デジタル式のものがおすすめです。サイズを測っている間、カブトムシはじっとしていてくれません。

デジタル式のノギスなら、目盛りをカブトムシの体に合わせればOKです。具体的な数値は、カブトムシをケースに戻して落ち着いてから、表示板で確認できます。

デジタル式ノギス 500円(税込)


ただ、大雑把なサイズで良ければ、家庭にある定規で十分ですよ。

ノギスまたは定規を用意できたら、早速、カブトムシのサイズを測ってみましょう。オスのカブトムシを測るときは、まず、角を水平な状態にします。そして、角の先端から上羽の端までの長さを測ります。上羽からはみ出している腹は含めません。

メスの場合も同様に、頭の先から上羽の端までの長さを測ります。カブトムシを素手で持つのは痛いため、手袋をして測ることをおすすめします。

カブトムシのサイズの測り方

幼虫の場合は、正確なサイズは測れないことが多いです。幼虫は、土から出すと、すぐに体を丸めてしまいます。現実的には、頭からお尻までの長さを目測するしかありません。

なお、現在のギネス記録は、俳優の哀川翔さんが育てた88mmのカブトムシです。カブトムシの標準的なサイズと比較すると、かなり大きいことがわかります。

大きなカブトムシにするため、幼虫の育て方における3つのポイント

ここからは、大きなカブトムシに育てるため、知っておきたい幼虫の育て方のポイントをお話しします。それは、次のとおりです。

大きなカブトムシにするため、幼虫の育て方におけるポイント

  • 大きなカブトムシにするには、幼虫を大きく育てよう
  • 幼虫には、菌糸が混ざったマットを与えよう
  • 幼虫を大きく育てるには、冬までが勝負と考えよう

それぞれについて、詳しくお話しします。

大きなカブトムシにするには、幼虫を大きく育てよう

上述のとおり、カブトムシの大きさは、幼虫の頃に決まります。成虫になってからでは、いくら餌を与えても大きさは変わりません。

また、カブトムシのサイズは、遺伝にもよりません。親が大きくても、幼虫の頃に十分な餌を食べられなかったカブトムシは小さな成虫になります。

大きなカブトムシにしたいなら、幼虫の頃に十分な餌を与えることが大切です。

幼虫には、菌糸が混ざったマットを与えよう

カブトムシの幼虫を大きく育てるため、餌となるマットには、発酵した菌糸が混ざったものを使いましょう。菌糸とは、菌類の体を構成する糸状のもの。カビやキノコは、菌糸の集合体です。

菌糸は、幼虫が大きく育つために必要な栄養です。実際、マルカンや三晃、フジコンといった多くのメーカーは、菌糸を配合してカブトムシの幼虫用のマットを作っています。

当サイトの管理人の体験談

僕が菌糸入りの発酵土で幼虫を育てたところ、最大で85mmもの大きなカブトムシの誕生に成功しました。その他のカブトムシも、70~75mmほどの大型でした。

僕の息子の反応といえば、もちろん大喜び。カブトムシをおすそ分けした同僚からは、「スゴイ!」「お店で売っているのより、でかい」「育てるのが上手。ブリーダーになったら?」といった称賛の声をもらいました。

僕としては、鼻高々&満足のいく結果でした^^

菌糸が入っているマットは、菌糸の影響で、白いカビやひも状のものが土を覆ったり、実際にキノコが生えてきたりすることが多いです。人によっては、それが幼虫のごちそうとは知らず、気持ち悪がって捨ててしまうこともあります。

ただ、そのようなマットは、カブトムシにとって良い土といえます。積極的に幼虫に与えましょう。

  • カブトムシの幼虫を大きく育てるため、僕が使ったマットはこちら

幼虫を大きく育てるには、冬までが勝負と考えよう

幼虫の成長は、孵化から冬までが最も盛んです。この期間は、餌であるマットが不足しないよう、特に気をつけて下さい。

というのも、冬は気温が下がり、幼虫の活動は鈍くなります。そして、春になれば、成虫は蛹へと姿を変えていきます。幼虫が最も食事に集中できるのは、孵化から冬までの時期。大きな幼虫にするには、この時期にたっぷり餌を与えて下さい。マットに糞が目立ってきたら、すぐに交換しましょう。3齢幼虫1匹につき、1ヵ月で2Lもの土を食べます。

なお、羽化した成虫を見て、「幼虫の頃より縮んでいる」と感じる人は多いです。それは、幼虫が蛹・成虫へと姿を変えるのに膨大なエネルギーを費やすため。第55 回静岡県学生科学賞・県科学教育振興委員会賞を受賞した研究によると、カブトムシは、幼虫から成虫になるにあたり、体重が55~80%も軽くなるそうです。これは、成虫になるときに脱ぎ捨てる蛹の殻の分も含みます。

大きな成虫に育てるため、特に冬までの期間は、幼虫に餌をたっぷり与えましょう。

菌糸ビンで育てても、カブトムシの大きさは変わらない

菌糸が入ったマットが良いなら、「クワガタの幼虫用の菌糸ビンで育てた方が良いのでは?」と思う人もいるかもしれません。

ただ、研究の結果から、菌糸ビンで育てても、カブトムシの幼虫用のマットで育てても、成虫の大きさに差はないことがわかっています。カブトムシの幼虫が吸収できる菌糸の量には、限りがあるようです。効果がないなら、菌糸ビンを使う必要はありませんね。

コストの面で考えても、カブトムシの幼虫用のマットを使った方が良いです。幼虫用のマット10L入りのものだと、安いもので400円ほどです。10Lあれば、3齢幼虫の5匹を1ヵ月は養えます。一方、菌糸ビンは、0.83Lのもので最安300円ほど。3齢幼虫だと、1匹を入れるのが限度です。菌糸ビンの方が、明らかにコストがかかります。

実際、カブトムシの幼虫用の菌糸ビンを販売しているメーカーはありません。幼虫は、カブトムシ用のマットを使って育てましょう。

まとめ

このページでは、大きなカブトムシにするため、幼虫の育て方のポイントを解説しました。

大きなカブトムシにするには、菌糸を含むマットを幼虫にたっぷりと与えて下さい。幼虫は、孵化から冬までの期間に最も成長します。餌が不足しないよう、定期的にマットの交換を行いましょう。

幼虫を大きく育てるのにおすすめのマットは、下記のページで紹介しています。ぜひ、参考にして下さい。

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