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カブトムシを初めて飼う場合、どのような土を使えば良いか、よくわかりませんよね。ひと言にカブトムシの土といっても、いろいろあります。
中には、市販の土の代用として、カブトムシを採取した森の土や園芸用の土を使うことを考える人もいるかもしれません。
ただ、カブトムシの土には、やはり市販の専用のものを使うのがおすすめです。
市販の土なら、森に住むヤツデやダンゴムシなどの混入や農薬の心配がありません。カブトムシの幼虫を大きく育てるための栄養も満点です。
このページでは、当サイトの管理人である僕の経験をもとに、カブトムシの飼育の初心者におすすめの土を厳選して紹介しています。
カブトムシの土選びで失敗しないため、ぜひ参考にして下さい^^
カブトムシの飼育の初心者は、迷わず「カブトムシ専用の土」を使おう
カブトムシを初めて飼うなら、「カブトムシ専用の土」を使うのがおすすめです。
市販の土の代用として、森の土や園芸用のものを使うことを考える人もいます。
ただ、森の土には、ヤツデやダンゴムシ、線虫、ミミズなどが潜んでいる可能性が高いです。
園芸用の土の中には、殺虫剤を使っているものもあります。
カブトムシ専用の土なら、害虫の混入や殺虫剤の心配はありません。
カブトムシを初めて飼うなら、専用の土を使うのが安心です。
カブトムシの土は、成虫・幼虫の飼育に使えるものを選ぼう
カブトムシ専用の土の中でも、成虫・幼虫の両方に使えるものを選びましょう。
実は、市販のカブトムシの土には、成虫の時期にしか使えないものがあります。
例えば、ヒノキなどの針葉樹を使った土。この土は、消臭、防虫、防カビの効果に優れています。
ただ、針葉樹からできた土は、幼虫の飼育には不向き。幼虫が食べられるのは、広葉樹の腐葉土だけです。
また、爬虫類の飼育でよく使うハスクチップも、カブトムシの飼育には使わない方が良いです。
ハスクチップは、ヤシやココナッツの殻などを砕いて作ったもの。
ハスクチップも、カブトムシの幼虫の餌にはなりません。
ハスクチップを使うことで、カブトムシに思わぬ怪我をさせる可能性もあります。
ぼくのような失敗をしないよう、カブトムシの飼育には、成虫と幼虫の両方に使うことができる専用の土を選ぶのが安全です。
たしかに、カブトムシを飼っている人の中には、成虫と幼虫の時期で土を使い分けている人もいます。
とはいえ、カブトムシが成虫の姿で過ごすのは、ほんの一刻。通常でいえば、1~2ヵ月の飼育に過ぎません。
毎年カブトムシを飼育するのでないなら、土の使い分けはかえって不経済です。
カブトムシの飼育が初めての人には、やはり成虫と幼虫の両方に使える土を選ぶことをおすすめします。
成虫・幼虫の両方に使える土かどうかは、袋をみてチェック
成虫・幼虫の両方に使える土かどうかは、袋をみてチェックしましょう。
大抵は、袋にわかりやすく書いてあります。
さらに、袋に「広葉樹」と書いてあれば、バッチリです。
このように、成虫と幼虫の両方の飼育に使える土かどうかは、袋の記載をみれば一目瞭然。
カブトムシの土を選ぶときは、袋の記載を必ずチェックして下さいね。
カブトムシの土は、ガス抜き作業がいらないものを選ぼう
カブトムシの土は、ガス抜き作業がいらないものを選ぶのがおすすめです。
カブトムシの土の中には、使う前に「ガス抜き作業」が必要なものがあります。
ガス抜き作業の具体的な手順は、次のとおりです。
幼虫の餌となる腐葉土は、広葉樹を発酵させたもの。発酵が不十分だと、カブトムシのケースの中で再発酵を始めることがあります。
再発酵の熱によって温度が上がりすぎれば、最悪、カブトムシが死んでしまいます。
そこで、発酵が不十分な場合に必要となるのが、ガス抜きです。
ただ、ガス抜き作業には、上述のとおり、時間と手間がかかります。正直、面倒ですよね^^:
それなら、最初からガス抜きがいらない土を選んだ方が断然ラクです。
ガス抜き作業が必要かどうかは、土の袋の裏に書いてあります。
カブトムシを飼うときは、ガス抜き作業がいらない土を選びましょう。
カブトムシの飼育の初心者におすすめの土を紹介
ここからは、当サイトの管理人である僕の経験とamazonのランキングをもとに、カブトムシの飼育の初心者におすすめの土を紹介していきます。
それぞれの土の特徴をわかりやすくまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね^^
マルカンのバイオ育成幼虫マット
・高熟成・高発酵
・ガス抜きが不要
・幼虫が大きく育つ
僕のイチオシは、マルカンのバイオ育成幼虫マットです。
マルカンのバイオ育成幼虫マットは、キノコの菌を広葉樹に配合し、じっくりと発酵・熟成させて作られています。
土の温度や菌の分布が安定しているから、カブトムシにとって居心地よく、幼虫が大きく育つのが特徴です。
ガス抜き作業は、もちろん必要ありません。
実際、僕がバイオ育成幼虫マットで飼育した幼虫は、最大で85mmもの成虫に育ちました。
詳しくは、こちらのページをチェックして下さい。
大きなカブトムシに育てるなら、バイオ育成幼虫マットがおすすめです。
フジコンのカブト育成マットPRO
・ガス抜きが不要
・トレハロースを配合
・値段がやや高め
フジコンのカブト育成マットPROも、広葉樹をしっかり発酵・熟成させて作った土です。面倒なガス抜き作業なしで使うことができます。
このマットは、キノコの菌に加え、トレハロースを配合しているのが特徴です。
トレハロースは、きのこや酵母などに含まれる天然の糖。幼虫のエネルギー源となり、元気に大きく育つのを助けてくれてくれます。
フジコンのカブト育成マットPROは、マルカンのバイオ育成幼虫マットと同様に値段がやや高めなのが難点です。
SANKOの育成マット
・amazonのランキング1位の常連
・ガス抜きが必要
・幼虫が大きく育つ
SANKOの育成マットは、amazonのランキングで1位になるなど高い人気を誇る土です。
SANKOの育成マットも、キノコの菌を広葉樹に配合して、長期間、発酵・熟成させて作られています。幼虫を大きく育てることができますよ。
ただ、SANKOの育成マットの場合、使う前にガス抜き作業が必要です。
とはいえ、カブトムシの飼育の初心者にとって面倒なガス抜き作業の必要性をあえて書くのは、見方を変えれば「SANKOの慎重・誠実な姿勢の表れ」ともいえます。
実際、僕が本格的にカブトムシを飼い始める前にこの土を使っていた分には、再発酵している様子はありませんでした。
カブトムシの飼育が初めての場合、まずは人気が高いSANKOの育成マットを試してみるのも良いかもしれません。
マルカンの消臭くぬぎマット
・カブトムシの臭いを強力に吸収
・ガス抜きなしに使える
・値段が高い
カブトムシの臭いが心配な人は、マルカンの消臭くぬぎマットがおすすめです。
このマットは、細かく砕いた炭を土に混ぜてあるのが特徴です。炭がカブトムシの臭いを強力に吸い取ってくれます。
消臭くぬぎマットは、上述のバイオ育成幼虫マットと同じくマルカンの製品です。
キノコの菌を配合・広葉樹の腐葉土をベースとしているため、幼虫の飼育に使うこともできます。
また、消臭くぬぎマットもガス抜きの必要がありません。ただ、値段は、バイオ育成幼虫マットの約2倍と高めです^^;
カブトムシを飼っていて、臭いがとにかく気になる人は、マルカンの消臭くぬぎマットを使うと良いでしょう。
マルカンのダニも落とせる消臭マット
・ダニを強力に撃退。コバエも寄せつけない
・消臭、防カビ効果もある
・成虫の飼育にしか使えない
マルカンのダニも落とせる消臭マットは、カブトムシの飼育ケースにダニが湧いてしまった場合におすすめの土です。
カブトムシを飼っていてダニが湧くのは、実はよくあること。カブトムシにとって快適な環境は、ダニにとっても快適です。
マルカンのダニも落とせる消臭マットを使えば、ダニを強力に退治できます。実証実験では、使用2日後にはダニがいなくなったとのことです。
袋に「弱った成虫には使用しないで下さい」との記載がある点でも、その効果の高さが伝わってきますね^^;
また、この土は、防臭、防カビ、コバエを寄せつけない効果にも優れています。
ただ、このマットで飼うことができるのは成虫のみです。針葉樹を使っているため、幼虫の飼育はできません。
カブトムシの飼育ケースに湧いたダニは、マルカンのダニも落とせる消臭マットを使って退治するようにして下さい。
まとめ
このページでは、カブトムシの飼育が初めての人におすすめの土を紹介しました。
カブトムシを初めて飼うなら、土は、ガス抜き作業がいらないカブトムシ専用のものを選びましょう。成虫・幼虫の両方に使える土が便利です。
僕の一番のおすすめは、マルカンのバイオ育成幼虫マットです。実際、僕はこの土を使って、最大85mmのカブトムシに育てることができました。
カブトムシの土で迷ったら、マルカンのバイオ育成幼虫マットを選んで下さいね。
最後に、このページで紹介した土をまとめておきます。参考にして下さい^^