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夏になると、「カブトムシを捕まえに行きたい!」と言い出す子供は多いです。僕の小学生の息子も、もれなくその一人でした(笑)
子供のそんな声を聞くと、親としては「カブトムシをなんとしてもゲットさせてあげたい」と思いますよね。
自分の手でカブトムシを初めて捕まえたときの感動は、一生ものです。
とはいえ、カブトムシ採集に詳しい親御さんは少ないです。
また、小さな子供を連れてカブトムシを捕まえに行くのは心配なもの。
カブトムシ採集というと、深夜や早朝の暗い時間帯に山の中を歩き回るイメージですよね。
そこで、このページでは、親子で安全にカブトムシを捕まえる方法を紹介します。
簡単にできることばかりなので、ぜひ参考にして下さいね^^
目次
親子で安全にカブトムシを捕まえるための3つのコツ
親子で安全にカブトムシを捕まえるには、3つのコツがあります。
それは、次のとおりです。
それぞれについて、詳しくお話ししていきますね。
親子で安全にカブトムシを捕まえるなら、公園がおすすめ!
親子でカブトムシ採集に行くなら、自然あふれる公園を行先に選ぶことをおすすめします。
公園なら、山や森より安全にカブトムシを見つけることができます。
たしかに公園といっても100%安心とは限りません。
ただ、山や森よりはクマやイノシシといった獣に遭遇する可能性は低いです。
また、管理が行き届いている公園なら、スズメバチやムカデといった害虫の心配も少なくて済みます。
電灯やトイレがあることも、公園を利用する大きなメリットのひとつです。子供が急に「トイレ!」と言っても、すぐに連れて行ってあげられます^^;
崖や急な斜面など、危険な場所がないのも安心ですね。
子連れでのカブトムシ採集は、安全が第一です。親子でカブトムシを捕まえに行くなら、公園を選ぶようにして下さい。
親子でのカブトムシ採集は、7月中~下旬の19~21時がベスト
子連れでのカブトムシ採集は、7月中~下旬の19~21時の時間帯がおすすめです。
カブトムシの成虫の寿命は2か月が目安。カブトムシの大半は6~7月頃に羽化をし始め、8月末頃までに死んでしまいます。
そう考えると、カブトムシが最も多いのは、7月中~下旬。カブトムシが多い時期であれば、見つけるのも簡単です。
歩き回らなくて良い分、危険に遭う可能性も下げられますよ。
また、19~21時なら電灯が点いている公園が多く、安全性が高いです。
公園とはいえ、灯りがない真っ暗闇を歩くのは大人でも気持ち悪いですよね。
運悪く、獣や危険人物に出くわすことがあれば一巻の終わりです。
まだ灯りのある19~21時の時間帯なら、足元も見やすいですね。
ただ、公園・7月中~下旬・19~21時の時間帯の3つの条件がそろったカブトムシ採集は、ライバルが多いのも事実。
カブトムシを安全に捕まえたい思いは、みんな同じです。
特に地元の人は、強力なライバルです^^;
そこで、僕としては、19~21時の時間帯の中でも日没後すぐの19時頃にカブトムシを捕まえに行くことをおすすめします。
ライバルに先を越されないよう、なるべく早い時間に到着してスタンバイしておきましょう!
親子で安全にカブトムシを捕まえるなら、「7月中~下旬の19~21時、日没後なるべく早い時間がベスト」と覚えておいて下さいね。
子連れでも大丈夫!カブトムシの簡単&安全に捕まえる3つの方法
ここからは、カブトムシを安全に捕まえるための具体的な方法を紹介していきます。
カブトムシを効率よく捕まえる方法を知っていれば、その分、歩き回って探さなくて済みます。
上述のとおり、危険に遭遇する可能性も下げられますね。
カブトムシを簡単・安全に捕まえる方法は、次の3つです。
それぞれについて、詳しく説明していきます。
方法① カブトムシが集まる木の樹液が出ているポイントを探す
まず、カブトムシが集まる木の樹液が出ているポイントを探す方法を説明していきます。
カブトムシをはじめとした虫たちは、クヌギやコナラといったドングリの木の樹液が大好物です。
これら木の樹液が出ているポイントに絞って探せば、カブトムシを簡単に見つけられますよ。
ここで、クヌギとコナラの木の特徴をまとめてみました。
クヌギ
葉:細長で縁がトゲトゲと尖っている。7~15cmほどの大きさ。
幹:ゴツゴツとした印象
実:ワシャワシャっとしたドングリ帽子が特徴
コナラ
葉:クヌギより幅広で縁がギザギザしている。6~15cmほどの大きさ
幹:比較的なだらか
実:なめらかなドングリ帽子が特徴
クヌギやコナラを探すとき、園内ガイドの看板や木の名前を書いたプレートがある公園なら一発で見つけることができます。
ドングリの実を目印に探すのも良いですね。
日中のうちにこれらの木を探して、樹液が出ているポイントをチェックしておけば、暗い時間帯でも最短ルートでたどり着けますよ。
親子でカブトムシ採集に行くなら、クヌギやコナラの木で樹液が出ている部分を探してみて下さい。
方法② カブトムシの集まる木の根元や落ち葉が積もった土を掘り返す
日中でも、クヌギ、コナラなど、ドングリの木の根もとや落ち葉の下の土を掘り返すと、カブトムシを見つけられることがあります。
これらの場所は、カブトムシたちの絶好の隠れ家です。
カラスなどの天敵から姿を隠しつつ、夜になればすぐに餌である樹液にありつけるベスト・ポジションです。
クヌギやコナラ、ミズナラの木の根もと付近で掘り返したような柔らかい土があれば、シャベルでそっと掘ってみて下さい。
カブトムシが見つかるかもしれません。
木を弱らせないため、掘り返した土はきちんと元に戻しておいて下さいね。
9月以降であれば、カブトムシの幼虫が見つかることもありますよ。
方法③ トラップを仕掛けてカブトムシをおびき寄せる
最後は、トラップを仕掛けてカブトムシをおびき寄せる方法です。
トラップは、樹液より劣るものの、カブトムシをおびき寄せる効果は十分にあります。
樹液が出ている木が見つからなくても、トラップを仕掛けておけば、カブトムシを効率よく捕まえられますよ。
トラップの作り方は簡単です。
基本的には、材料を入れて放置しておくだけでトラップは作れます。
バナナトラップの作り方
材料 | バナナ2本、焼酎 |
---|---|
道具 | 密閉容器、いらなくなったストッキング |
作り方 | ① 輪切りにしたバナナをストッキングに入れる ② ①を密閉容器に入れ、焼酎をたっぷり注ぐ ③ 蓋をして1日放置する |
仕掛け方 | ・ドングリの木の枝や幹につるす ・ドングリの木の幹にハケで塗ってもOK |
トラップは、天気が良い日に風通しの良い場所に仕掛けるのがベストです。
風にのってトラップの発酵臭が周囲に広がり、カブトムシをおびき寄せてくれます。
逆に、雨の日はトラップを仕掛けるには不向きです。雨がトラップの臭いを消してしまいます。
なお、昆虫ゼリーをトラップとして仕掛けるのはNG。昆虫ゼリーでは、カブトムシをおびき寄せるだけの臭いが足りません。
ちょっと面倒でも、バナナトラップを作ってみて下さいね。
樹液が出ている木が見つからない場合でも、バナナトラップがあれば、カブトムシを簡単に捕まえることができます。
今やライトトラップは時代遅れ
カブトムシをおびき寄せるトラップには、ライトを使ったものもあります。
これは、カブトムシが光に集まる習性を利用したものです。
ライトトラップの方法もごく簡単。
夜に白い布を張り、懐中電灯やランタン、車のライトを当てておくだけです。すると、光につられた虫たちが続々と集まってきます。
ただ、今やライトトラップは現実的ではありません。カブトムシが好む水銀灯を使った灯りはほぼ姿を消し、LEDが主流となっています。
LEDの光には、水銀灯ほど虫たちを集める効果はありません。
以前はカブトムシを手軽に捕まえられる人気スポットであった自販機やコンビニ、電柱の灯りも、LEDに切り替わっています。
カブトムシをおびき寄せるなら、やはりバナナを使ったトラップが効果的です。
ここまで、親子で安全にカブトムシを捕まえるためのコツについてお話してきました。
親子でカブトムシ採集に行くなら、クヌギやコナラ、ミズナラの木の樹液が出ているポイントや根もとを狙う、またはバナナトラップを仕掛けて、効率よく捕まえるのがおすすめです。
歩き回って探さなくて良い分、危険な目に遭う可能性も低いですよ^^
親子で安全にカブトムシを捕まえるため、服装と持ち物を整えて挑もう
親子で安全にカブトムシ採集を楽しむには、服装と持ち物を整えることも大切です。
カブトムシ採集に行くときのおすすめの服装は、次のとおりです。
カブトムシを捕まえに行くときは、とにかく「虫に刺されない」「噛まれない」「動きやすい」の3点を考えて服装を選ぶことが大切です。
カブトムシがいるところには、蚊はもちろん、ムカデやヘビが出る可能性もあります。
昼間は、特にスズメバチに注意しましょう。樹液は、スズメバチにとっても好物です。
カブトムシ採集に行くときは、まずは虫よけスプレーを念入りに体にかけること。
そして、長袖長ズボン、帽子、軍手を身に着け、首元はタオルを巻いてしっかりガードします。
足元は、履きなれた運動靴を選びましょう。
カブトムシ採集では、とにかく肌の露出を控えるようにするのがポイントです!
カブトムシ採集に行くときの持ち物は、次のとおりです。
昆虫採集といえば、虫取り網とケースは必需品。これさえあれば、子供のテンションは爆上がりです^^
虫取り網は、柄の長さが変えられる軽量タイプのものが重宝します。
木の高いところにカブトムシを見つけたとき、虫取り網があれば、安全に捕まえられます。
木を蹴って衝撃を加えてカブトムシを落とす方法もありますが、僕としてはおすすめしません。
ムカデなど、カブトムシ以外の虫も落ちてくる可能性があるからです。
また、カブトムシが落ちた地面が草むらの場合、何が潜んでいるかわかりません。
カブトムシ採集では、虫取り網を使うのが安全です。
参考までに、amazonで人気の虫とり網を載せておきますね。
5段階伸縮&軽量! 虫取り網
カブトムシ採集に持っていくケースは、水槽型で肩から下げられるものがおすすめです。
水槽型・肩掛けタイプのケースなら手で持ち運ぶ手間がなく、カブトムシがおしっこをしても服が汚れる心配がありません。
全面が網の虫かごのようにカブトムシがしがみつくこともなく、取り出しもラクです。
昆虫採集におすすめなのは、アイリスオーヤマの虫とりこぞうです。
水槽型&肩掛けタイプ! 虫とりこぞう
このほか、カブトムシ採集で必要なのは、シャベルと懐中電灯、スポーツ飲料です。
土を掘る可能性を考えて、シャベルも持っていきましょう。
懐中電灯は人数分を用意して下さい。特に小さい子供は、懐中電灯を無駄に持ちたがります(汗)
熱中症にならないよう、スポーツ飲料などの水分も持っていくと安心です。
親子で安全にカブトムシ採集をするため、服装や持ち物もしっかりと整えて下さいね。
親子でカブトムシを捕まえに行くときの5つの注意点
ここで、親子で安全にカブトムシ採集を楽しむための注意点もまとめてみました。
いくら危険の少ない場所・方法・服装と持ち物を選んでも、カブトムシがいるのは自然の中。
僕たち人間の生活エリアとは違います。
思わぬ怪我やトラブルに遭わないよう、次のことに気をつけて下さい。
公園とはいえ、屋外である以上、カブトムシ採集は、スズメバチやムカデ、ヘビといった害虫、クマやイノシシなどの獣に遭遇する危険と隣り合わせです。
子供がそれらを見つけ、むやみに触ったり、騒いだりして、危険な目に遭わないよう気をつけましょう。
カブトムシ採集は、暗い時間帯に行くことにも注意が必要です。
カブトムシにばかり気を取られると、つい足元への注意がおろそかになりがち。地面の形状にも気を配ることが大切です。
昼間の明るいうちに凹凸や斜面がある転びやすいポイントをチェックしておくと良いですね。
また、カブトムシを捕まえるためとはいえ、私有地に無断で入るのは控えて下さい。後々、トラブルに発展する可能性があります。
どうしても入りたいなら、事前に許可をとっておきましょう。
カブトムシを捕り過ぎない、仕掛けたトラップを片付けることは、人として気をつけておきたいマナーです。
カブトムシは、他の親子のことも考えて飼える分だけを捕まえるようにして下さい。トラップは、仕掛けた翌日には片付けましょう。
親が周りに迷惑をかけない姿勢を見せることは、子供の教育面から大切です。
親子でカブトムシ採集を安全に楽しむため、これらのポイントに気をつけて下さいね。
まとめ
このページでは、親子でカブトムシ採集を安全に楽しむコツを紹介しました。
子供とカブトムシを捕まえに行くなら、安全が最優先です。
公園に生えているクヌギなどの木で樹液が出ているポイントや根もとを探したり、事前にトラップを仕掛けたりしてすれば、危険を最小限に抑えてカブトムシ採集を楽しめます。
服装や持ち物も整えておけば、万全です。
このページを参考に、ぜひ親子でカブトムシ採集を楽しんで下さいね。