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初めて飼うカブトムシにあなたのお子さんは大喜び。
世話をしているうちに、あなた自身にもカブトムシへの愛着が沸いているかもしれません。
カブトムシには、できる限り長く生きていて欲しいですよね。
ただ、カブトムシの成虫が生きられる期間は2か月ほど。
その寿命を延ばすには、餌を切らさないこと、自然に近い環境で育てること、快適な温度・湿度で飼育すること、交尾や転倒、喧嘩などの体力を消耗する行為はなるべく控えさせることが大切です。
このページでは、カブトムシに最大限に長生きしてもらうための方法を紹介します。
ぜひ、参考にして下さいね^^
目次
カブトムシの寿命は約1年。成虫の時期は2か月ほど
カブトムシの寿命は約1年。
そのうち、カブトムシが成虫の姿で生きていられるのは2か月ほどと短いです。カブトムシは、生涯の大半を幼虫の姿で過ごします。
ただ、カブトムシの成虫の寿命は、環境によって大きく異なります。飼育されているカブトムシは、野生のものより長生きできる可能性が高いです。
というのも、野生のカブトムシは、餌である樹液やメスの奪い合いで体力を消耗する機会が多いです。
樹液が見つからず、餌を食べられない日もあります。カラスなどカブトムシの天敵も多いです。
そのため、野生のカブトムシのほとんどは、8月いっぱいで姿を消します。
一方、飼育されているカブトムシなら、9月まで生きていることはザラです。室内で大切に飼われているカブトムシなら、なおさらです。
さすがに越冬までは難しいものの、最長で12月まで生きる個体もいます。
僕が育てていたカブトムシも、最も長生きの子で11月末まで生きていました。
カブトムシの寿命は、飼い方次第。
あなたのカブトムシも、秋~冬まで長生きできる可能性は十分にありますよ。
カブトムシに長生きをさせるための5つのポイント
では、どうしたらカブトムシに長生きさせることができるのでしょうか。
そのポイントは、次のとおりです。
それぞれについて詳しくお話しします。
餌を切らさない
カブトムシに長生きしてもらいたければ、まず、餌を切らさないことが大切です。
餌は、カブトムシが生きていくのに欠かせないエネルギー源です。
カブトムシ1匹につき1日1個を目安に昆虫ゼリーを与えましょう。
カブトムシの餌として、バナナやリンゴを与えることもできます。
ただ、僕のイチオシは、昆虫ゼリーです。
昆虫ゼリーは、果物より傷みにくく、カブトムシの食いつきも抜群ですよ。
餌には、カブトムシがしっかり食べてくれる昆虫ゼリーがおすすめです。
ここで、僕イチオシのKBファームのプロゼリーを紹介しておきますね^^
KBファームのプロゼリー
・カブトムシの食いつきが抜群に良い
・カブトムシの長生き・産卵を助ける
・液だれがなく、硬めのゼリーで扱いやすい
KBファームのプロゼリーは、数ある昆虫ゼリーの中でも、カブトムシの食いつきが抜群に良いのが特徴です。
高タンパク・高カロリーのゼリーで、カブトムシを長生きさせるのに最適です。
液だれがなく、硬めの仕上がりになっているのもおすすめのポイント。
蓋のシールを剥がすときに手が汚れません。ケースの中でドロドロになって、土を汚すこともないですよ。
実際、僕がプロゼリーで育てたカブトムシは、最長で4か月も生き続けました。
僕は、カブトムシの餌にプロゼリー以外はもう考えられません(笑)
カブトムシに長生きしてもらうため、昆虫ゼリーは毎日与えてあげて下さいね。
自然に近い環境で育てる
自然に近い環境で育てることも、カブトムシに長生きさせるための秘訣です。
ケースに土や葉っぱを入れ、カブトムシにはなるべく触らないようにしましょう。
野生のカブトムシは、土に潜ったり、枯れ葉の下に身を隠したりして過ごします。
ケースの中も同じような環境に整えることで、カブトムシはゆったりと落ち着いて過ごすことができます。
また、カブトムシが可愛いからといって、触りすぎるのはNGです。
人間に頻繁に触られるような環境では、カブトムシは落ち着いて過ごせません。カブトムシを大事にしているつもりが、かえって弱らせてしまいます。
なお、ケースに入れる葉っぱは、くれぐれも市販のものを使うように下さい。
庭や公園、森に落ちている葉には、ダニなどの虫がいっぱいです。
カブトムシのケースに害虫を持ち込まないため、ケースに入れる葉は、必ず市販のものを使うようにしましょう。
ここで、僕が実際に使っている枯れ葉マットを紹介しておきますね。
枯れ葉マット
枯れ葉マットの代わりに樹皮マットを使ってもOKですよ。
樹皮マット
カブトムシに長生きしてもらうには、なるべく自然に近い環境で飼うことが大切です。
快適な温度・湿度で飼育する
カブトムシの飼育には、温度・湿度の管理も大切です。
温度は22~26℃、湿度は60~65%を目安に調節して下さい。
というのも、カブトムシをはじめとする昆虫類は、変温動物です。
暑すぎても寒すぎても生きていくことはできません。急な温度変化にも弱いです。乾燥・多湿にも耐えられません。
カブトムシに快適に過ごしてもらうなら、エアコンがつけっぱなしの部屋で飼うのが一番です。
ケースの土は、軽く握ったら固まるくらいに湿らせておいて下さいね。
ケースの湿度を保つには、SANKOのクリーンケースがあると便利です。
SANKOのクリーンケースなら、例えば、成虫の飼育の場合、霧吹きで土を湿らせる手間は週1回あるかどうかです。
土の管理がかなり楽になりますよ^^
SANKOのクリーンケース
・空気穴が小さく、小窓がない設計
・コバエの出入りや土の乾燥を防ぐ
・左右から蓋をロックでき、カブトムシの脱走も防ぐ
SANKOのクリーンケースは、コバエが出入りしにくいよう、空気穴が小さく、小窓がない造りになっているのが特徴です。
コバエの出入りだけでなく、土の乾燥も防いでくれます。
左右から蓋をしっかりロックできるのも、おすすめのポイントのひとつです。
クリーンケースなら、カブトムシが隙間から脱走する心配もありません。
カブトムシを楽して飼いたいなら、クリーンケースを使うことをおすすめします。
なお、エアコンが効いた部屋でカブトムシを飼うのが難しい場合は、直射日光が当たらない、風通しの良いところにケースを置いておきましょう。
ケースに土や枯れ葉を入れておけば、カブトムシはその下に潜って、暑さ・寒さをやり過ごすことができますよ。
カブトムシに長生きさせるため、温度や湿度にも気を配りましょう。
交尾は控えめにする
カブトムシに長生きさせることだけを考えれば、交尾はさせない方が良いです。
オスとメスは、別々のケースに入れて飼って下さい。卵を産ませる場合でも、同居は1週間に留めましょう。
というのも、カブトムシのオスはかなり性欲が強い生き物です(汗) メスがいれば、昼夜を問わず、交尾を迫ります。
メスがいなければ、オスを相手に交尾するカブトムシもいるほどです。
ただ、交尾は体力をかなり消耗する行為です。
交尾の回数が多いほど、カブトムシの寿命は縮まっていきます。
メスにとっては、交尾後の産卵も身を削る大仕事です。土に潜ったまま力尽きるメスもいます。
カブトムシに長生きしてもらうことを第一に考えるなら、交尾はさせないようにしましょう。
転倒、喧嘩を防ぐ
転倒や喧嘩を防ぐことも、カブトムシに長生きさせる秘訣のひとつです。
カブトムシは、凹凸のある地面を歩くと簡単にバランスを崩して転倒します。
体に厚みのあるカブトムシにとって、転んだ状態から起き上がるのはかなり大変なこと。
脚や羽をバタつかせて、なんとか起き上がるしかありません。
そこで役に立つのが、上述の枯れ葉マットや樹皮マットです。
これらをケースに入れておけば、カブトムシが起き上がるときの足掛かりになります。
カブトムシは、枯れ葉マットや樹皮マットに脚をひっかけることで、最小限の労力でひっくり返った状態から起き上がれます。
また、喧嘩も、カブトムシの寿命を縮める行為です。カブトムシは個別に飼い、喧嘩をさせないようにしましょう。
カブトムシは、喧嘩するほど体力を消耗していきます。相手の角で致命傷を負うこともあります。
特にカブトムシのオス同士を一緒のケースに飼うのは危険です。
カブトムシに長生きさせるには、カブトムシは個別のケースで飼うのが一番です。
これからカブトムシを購入するなら、羽化日を確認しよう
あなたがこれからカブトムシを買ってきて育てるなら、羽化日が近い個体を選ぶようにしましょう。
カブトムシの成虫の寿命には、羽化日も大きく影響します。
羽化して間もない個体なら、早く生まれたものより長生きしてくれる可能性が高いです。
ネット通販の場合、羽化日は、カブトムシの販売ページに載っています。記載がない場合は、販売先に直接問い合わせてみると良いでしょう。
一方、ホームセンターなどでカブトムシを手に入れる場合、羽化日がわからないものが大半です。
というのも、ホームセンターは、大量のカブトムシをまとめて仕入れています。1匹1匹の羽化日まで把握していられません。
そこで、参考になるのが、カブトムシの仕入れ日です。
仕入れ日の翌日にカブトムシを買いに行けば、羽化から日が浅いものを買える可能性が高いです。
仕入れ日は、ペットコーナーの担当者に聞けば、教えてもらえますよ。
カブトムシとなるべく長く一緒に過ごしたいなら、羽化から日が経っていない個体を選ぶのも方法のひとつです。
カブトムシの寿命が尽きるときの前兆をまとめてみた
ここまで、カブトムシを長生きさせる秘訣についてお話してきました。
ただ、どんなに大切に飼っていても、命には限りがあります。
いずれは、あなたのカブトムシにも別れの日がやってくるでしょう。
そこで、カブトムシの寿命が尽きる前兆をまとめてみました。
カブトムシに次のような様子がみられれば、死が近いと考えてください。
飼い始めの頃は、毎晩ケースの中をグチャグチャにするほど暴れていたカブトムシも、寿命が近づくにつれ、徐々に動かなくなっていきます。
ブンブンとうるさくケースの中を飛び回ることもなくなるでしょう。
昆虫ゼリーも食べ残すようになり、栄養不足と脱水から体は軽くなっていきます。
転んだまま起き上がれず、もがくのを止めるようになれば、いよいよ死は間近でしょう。
たしかに、大切にしていたカブトムシが死んでしまうのは悲しい出来事です。
カブトムシが大好きな子供にとっては、つらい経験になるでしょう。
ただ、生き物は、いつかは死ぬもの。
カブトムシの死を通して、子供に「生と死」「命のバトンタッチ」を感じてもらえれば良いですよね。
まとめ
このページでは、カブトムシに長生きさせるための5つの秘訣について解説しました。
成虫のカブトムシにできる限り長生きをしてもらうには、餌、ケースの中の環境、温度・湿度に気を配ることが大切です。
また、交尾や転倒、喧嘩などで体力を消耗させないようにしましょう。
これらに気をつけて大切に飼えば、あなたのカブトムシも長生きしてくれますよ^^
最後に、このページで紹介したアイテムをまとめておきます。
カブトムシの飼育に役立ててくださいね!