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カブトムシの繁殖に成功して喜ぶのもつかの間。
カブトムシを増やし過ぎると、「飼いきれない…!」といった問題に直面します。
カブトムシの幼虫は、食べ盛りになれば、1か月で2リットルもの土を消費します。成虫のときは、1匹につき1日1個のゼリーを食べます。
カブトムシの数が多いほど、僕たち親の出費は増える一方です(汗)
カブトムシが増えすぎて困ったとき、まず、頭に浮かぶのは「放虫」ですよね。
ただ、いくら国産のカブトムシでも、安易に野生に返すのはおすすめしません。カブトムシを逃がすなら、捕まえた場所にして下さい。
そのほか、カブトムシは、ヤフオクに出品したり、買取・引き取りしてもらえるお店に依頼したりして処分することができます。
僕の経験上では、子供の友達の家や知り合いに引き取ってもらうのが一番です^^
このページでは、カブトムシが増えすぎて飼いきれなくなったときの対処法についてお話しします。
目次
カブトムシを逃がすなら、必ず採取した場所にしよう
「カブトムシを卵から育ててみたい!」と思う子供は多いです。
そこで、オスとメスのペアで飼育したところ、卵や幼虫がたくさん生まれてしまい、飼いきれなくなる場合もあります。
ただ、カブトムシを安易に近くの公園や森などに逃がすのはやめましょう。
国産のカブトムシといっても、住んでいる場所によって遺伝子が異なります。
別の場所にむやみに放せば、生態系に悪影響を与えかねません。
カブトムシを野生に帰すなら、必ず採取した場所に放すようにして下さい。
成虫のカブトムシなら、活動が活発になる夕方~夜の時間に放すのがおすすめです。
採取した場所に放すのが難しい場合の3つの対処法
カブトムシを採取した場所に放すといっても、旅行先やホームセンターで入手したものでは難しいですよね。
採取先が遠方、または不明では、カブトムシをもと居た場所に帰すのは非現実的です。
その場合、カブトムシは、次の方法で処分するのがおすすめです。
それぞれについて解説します。
対処法① ヤフオクに出品する
1つめの対処法は、ヤフーオークション(以下、ヤフオク)に出品して処分することです。
ヤフオクに出せば、1匹80~500円で売れる可能性があります。少しでもお金になれば、うれしいですよね^^
ただ、ヤフオクに出したからといって、必ずしも売れるわけではありません。
登録や落札者とのやりとり、発送などの手間もかかります。
それらを踏まえて「OK」と思えるなら、ヤフオクに出品してみると良いでしょう。
カブトムシをヤフオクに出店する場合は、幼虫の時期が最もおすすめです。
幼虫の時期なら気温がさほど高くなく、移動中にカブトムシが死んでしまうリスクも低いです。
また、幼虫の頃に手放してしまえば、餌である腐葉土を購入する負担も少なくて済みますよ^^
なお、メルカリでは、生き物の出品は扱っていません。
オークションに出すなら、「ヤフオク」と覚えておいて下さいね。
カブトムシを送るには、ゆうパックを利用しよう
カブトムシをオークションに出品した結果、無事、落札されたら、相手の住所へ発送しましょう。
ゆうパックなら、昆虫を含む小動物の輸送も受け付けてもらえます。
他の宅急便サービスでは、生き物は取り扱っていない可能性があります。
例えば、クロネコヤマトでは、昆虫の輸送は受け付けていません。
なお、カブトムシを送るときは、amazonなどで売っているプリンカップが便利です。
プリンカップは、ダイソーなどの100円ショップでも手に入ります。
プリンカップ
プリンカップを使ってカブトムシを送る場合は、蓋に小さな穴を8~10個あけた状態で土と一緒に入れます。
ビニール袋や発泡スチロールでは、幼虫が食い破る可能性が高いのでやめましょう。
幼虫が入った容器は適当な大きさの段ボールにいれ、新聞紙などで隙間を塞ぎます。
そして、ラベルの品物欄には「カブトムシ」と書き、何匹送るのかも記入します。カブトムシの数は、おおよそでOKです。
そうすることで、郵送の手配がスムーズに進みますよ。
対処法② 買取・引き取りしてくれるお店に依頼する
カブトムシを確実に処分したい人は、カブトムシの販売店に買取または引き取りを依頼すると良いでしょう。
例えば、昆虫専門のペットショップであるオオクワハウスの場合、カブトムシの買取価格は、幼虫1匹につき10円です。
カブトムシを買取・引き取りしてくれるお店は、インターネットで探すことができます。
オークションに比べると、たいしたお金にはなりませんが、引き取ってもらえるだけでも助かりますよね^^;
対処法③ 近所で小さな子供がいる家庭にあげる
当サイトの管理人である僕としては、増えすぎたカブトムシは、近所や会社で小さな子供がいる家庭にあげて処分するのを最もおすすめします。
カブトムシの世話から解放され、さらにあげた相手から感謝もされるので、一石二鳥です^^
手渡しすれば、カブトムシを郵送する手間もかかりません。
カブトムシのもらい手は、子供の友達の家から探すと見つかりやすいです。
会社なら、保育園や幼稚園、小学校に通っている子供がいる同僚に聞いてみると良いですよ。
ただ、カブトムシのもらい手を探すときは、必ず「親」に声をかけるのが鉄則です。
子供にとってはラッキーな話でも、親にとっては迷惑なだけの話かもしれません(汗)
カブトムシを飼うには、土や昆虫ゼリーなど、なにかとお金がかかります。家族の中に虫嫌いの人がいるかもしれません。
お互いの関係を悪くしないよう、くれぐれも気をつけて下さいね!
カブトムシが増えすぎて飼いきれなくなったら、小さな子供がいる家庭にあげるのがおすすめです。
カブトムシに交尾をさせないようにして、最期まで飼う方法もある
カブトムシに交尾をさせないようにして、最期まで責任をもって自分で飼う方法もあります。
カブトムシに交尾させなければ、幼虫は生まれてきません。
飼っているカブトムシの代で飼育を終わらせられます。
この方法は、カブトムシのもらい手・引き取り手を探すのが面倒な人におすすめです。
ただ、カブトムシたちが最期を迎えるまでの土や昆虫ゼリーの費用はかかることは覚悟しておいて下さいね^^;
カブトムシに交尾をさせないようにするには、成虫のオスとメスは、最初から別々のケースに入れて飼いましょう。
ケースの土は、深さ5cmくらいで大丈夫。
羽化後しばらく同じケースで飼っていたなど、交尾の可能性がある場合は、針葉樹のマットを敷いておくのが安全です。
メスは、土が浅い場所や孵化した幼虫が餌に困る場所には産卵しません。
なお、カブトムシが多すぎる場合、衣装ケースに入れて飼う方法もあります。
カブトムシの数に合わせて飼育ケースを買い足していると、かなりの出費になってしまうかもしれません^^;
そこで、衣装ケースでカブトムシをまとめて飼えば、800~2,000円ほどの出費で済みます。
例えば、幅40cm奥行74cm高さ30cmの衣装ケースであれば、幼虫なら25匹、成虫なら10匹を目安に飼育できますよ。
ゴムパッキンなどで密閉するタイプのものでなければ、空気穴を空ける必要もありません。
ただ、衣装ケースのサイズが大きいほど、土の交換は大変になります。その辺りも計算してサイズを決めましょう。
カブトムシの引き取り先が見つからない場合、最期まで自分で飼うことも選択肢のひとつとして考えてみて下さい。
まとめ
このページでは、カブトムシが増えすぎて飼いきれなくなったときの対処法についてお話ししました。
カブトムシを飼いきれなくても、安易に放虫するのはやめましょう。
生態系を崩さないため、必ず採取してきた場所にリリースして下さい。
このほか、カブトムシは、小さな子供がいる家庭にあげたり、ヤフオクに出品したり、買取ショップに依頼したりして処分することもできます。
また、カブトムシに交尾をさせないように気をつけ、最期まで自分で飼うのも方法のひとつです。
土や昆虫ゼリーの購入にかかる費用を負担できるなら、自分で飼うことも考えてみて下さいね。